2013年4月19日金曜日

小児科医から精神科医にかわった理由



こんにちは。

ブログというものを初めて書きますので、なかなか戸惑いますが自己紹介を兼ねて小児科医から精神科医に変わったときのことを書きたいと思います。

大学を卒業して小児科医になったのですが、なりたてのときはただがむしゃらに目の前の患者さんやお母さんに納得してもらうことばかりを考えていました。確かによくなられる患者さんもたくさんいましたが、実際の状態はよくなってないのに「医者が言うんだから」みたいに納得してくれる方もおられました。そのことへの違和感、後ろめたさ、自分の実力のなさを感じながら、かといって今の医学ではここまでと限界があり、自分が研究者になって新しい治療法を見つけるわけでもない。実はそのときすでにその違和感に気付いていながら、知らないふりをしていた気がします。
その後、小児科医になって5,6年が過ぎたある日の当直中、真夜中に後輩と二人で将来のことを話していました。そのときその後輩が「小児科って薬や点滴が患者さんを治してる気がするんです。自分が治してるという感覚がほしいんです。」って言ったんです。僕はそれまで何となく感じていたことをいみじくも言葉にしてくれた気がしました。小児科だって治療しているという感覚は得られると思いますが、あくまで僕にとってはそれを感じることが少ないところでした。それからいつかは小児科からもともと興味のあった精神科にかわろうと決意しました。精神科医になれば自分が治しているという感覚が得られるんじゃないかと。その予想は今となってはやはり当たっていたなと思います。

結局自分が一番自分を冷静に厳しく評価していて、自分のことを一番よくわかっているものですよね。今振り返るとそう思います。

それではまた。

 


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