2013年5月6日月曜日

暴れる、言うことを聞かないのは親の愛情のせい?

みなさん、おはようございます。

今年のGWは連日快晴で、気持ちのいい日が続きましたね。

今日は児童精神科外来に来られる親御さんの悩みに多い「暴れる、言うことを聞かない」ということを考えてみたいと思います。これらを主訴にされる親御さんは「うちの子は発達障害で指示が入らないんでしょうか?私の愛情が足りなかったんでしょうか?」と涙を流しながら話されます。
はたしてそうなのでしょうか?

「暴れる、言うことを聞かない」で親御さんが困られるのは体が大きくなり、知恵もたくさんついてくる小学生のお子さんに多い気がします。要求が通らないとお母さんをたたく、ご飯を食べなさい、お風呂に入りなさいと言っても言うことを聞かない。それらが1,2歳の幼少期から始まる場合は今よく言われているコミュニケーションの問題で発達障害という可能性が確かにあるかもしれません(もちろん経過をよく聞かないと判断はできません)。またご家庭の環境が困難な状況でということもないとは言えません。
ただ、多くのご家庭では子どもへの愛情はたくさん注いでおられますし、発達障害というのも程度の問題はありますが、当然健常発達のお子さんのほうが多いわけです。

このとき僕が多いなと感じるのは
「ご家庭で子どもの要求がすべて通る状況がある場合」です。

幼いころから子供がしたいこと、食べたいもの、ほしいものがすべてそろっていると、子どもたちはそれが当たり前になります。

たとえばお母さんと子どもがスーパーに行くたびに子どもはお菓子を買ってもらえていたとします。しかしある日お母さんは時間がないので、「今日はお菓子は買えないよ」といいます。そうすると子供たちは「今までほしいお菓子をいつも買ってもらえたのに」となり、要求が通らないので大声で泣くなどして大騒ぎになります。これで大騒ぎをしてお母さんが急ぎながらも好きなお菓子を買ってあげました。すると次回からお菓子を買ってもらえないとなるとその子どもは毎回大泣きするようになります。なぜなら大泣きすると好きなお菓子を買ってもらえるからです。

お菓子を買ってもらえない→大泣きをする→お菓子を買ってもらえる

という流れができるわけです。これらは昔は躾、我慢を覚えさせるなど言っていたことで、最近では行動分析学(後日ご説明しますね)で説明できます。

さて今日の結論です。
ご家庭で大切なのは「快適すぎる状況を作らない」ことだと考えています。幼少期から「だめなものはだめ」、「何かをがんばった時に物ではなく、言葉や抱きしめるなどの体全体で思いっきりほめる」ことが大切です。幼いころは物を買い与えなくても、大好きなお母さんからほめられるだけで子どもたちはすごく喜びます。これは小学生まででも多くは通じます。ただ注意点として子どもが大きくなればなるほど難しくなりますし、接し方を変えた直後は必ず大騒ぎになります。でも数回続けて親御さんが子どもの要求を飲まなければ、うまくいくことがあります。
ぜひやってみてください。

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