2013年5月31日金曜日

子育てに参加しないお父さん

みんさん、いかがお過ごしでしょうか?

大阪はもう梅雨に入ったのかというくらい湿気が高く、むしむしした日が続いてましたが、今朝はすごくすがすがしい朝でしたね。

今日は子育てに参加しないお父さんについて考えてみたいと思います。
(もちろんすべてのお父さんがそんなわけではありません)

日々の診察の中で、お家にお父さんがいるのにお母さんが一人で子育てをされている家庭によく出会います(物理的な問題は別として)。

そのときに「この子はいったい誰の子なんですか?」と本当に聞きたくなります。
至極当たり前ですが、親は子供を産んだ以上、その子が大人になっても親である自分自身が死ぬまで子どもについて責任を負うものだと考えています。

どうしてこのような状況になるのか、僕はずっと気になっていました。そこでそのたびにお母さんに「お父さんは今のお子さんの状況をどう考えられてるのですか?」とお聞きするのですが、何も言わない、子どもに興味がない、相談しても「子育てはまかせたはずだ」、「適当にしておいて」と言われたとのお返事をよく聞きます。

お父さんが子育てに協力されないわけです。もちろんこの逆もあるでしょう。

 そうなってくるとお母さんが一人で何か問題を抱えた子どもと戦ってるわけです。そしてお母さんもうつ状態になっている。話をお聴きするだけでもこちらもしんどくなります。

普段は仕事で忙しくて、家に帰るとゆっくりしたいという気持ちは僕も本当によくわかります。家事や育児を完全にシェアするのは難しいでしょう。ですが、子どもに何か起こった時、お母さんが悩んでいるとき、意見や助けを求めているときには、お父さんは真摯に向き合うべきです。子どもにとっても「普段はだまっていても、ここという時には頼れるんだ」というお父さんの存在は大切だと思います。逆に言うと「ここ」という時に協力しないと子どもや家族への信頼はなくなります。

僕はこのような場合、お父さんが少しでも子どものことを気にかけているなら診察の時に来てもらい、お子さんの状況について説明し、お母さんに協力してもらうよう僕からお願いします。お父さんの協力を得られる可能性が低い場合にはお母さんの家族やママ友などお母さんをサポートしてくれる人、あるいは体制を一緒に探します。場合によっては行政にお願いすることもあります。

 僕ら医療者はこのとき申し訳ないくらい本当に微力ですが(このときに精神科医としての無力さを一番感じるかもしれません)、診察の時間内だけでもお母さん(またはお父さん)の味方になりたいと思っています。

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