2014年1月6日月曜日

何か一つでもできる障害児にしたい

みなさん、発達障害の子どもというとどういうイメージでしょうか。

暴れる、言うことを聞かない、落ち着きがないなどすごく悪いイメージが付きまとうように思います。たくさんの発達障害のお子さんに出会う中で、僕は本当に素直な発達障害のお子さんにも出会います。

視線が合う、あいさつができる、話を聴ける、指示が入る。最近は健常のお子さんでもこれらのことができないお子さんが多いように感じます。ところがこれらができる自閉症のお子さんもいます。

自閉症のお子さんで人に会ったら視線を合わせて、あいさつができて、質問にこらえられて、注意されるとそれを素直にきける。

どうしたらこんなお子さんにできるのかなという素直な疑問から僕はその自閉症の子を持たれているお母さんに「どんなふうに接してこられたのですか?」とお聞きしました。するとお母さんは「同じ障害児でも何か一つでもできる障害児にしたいと思って育ててきました。いいことはいい、悪いことは悪い。人に接するときの礼儀を教えてきました。」僕はこの言葉に感動して、思わず口から「お母さん、すごいですね。本当に多くのご苦労があったでしょうね。」という言葉が出てしまいました。するとお母さんは大粒の涙を流されていました。僕は内心、畏敬の念を抱きました。

このときに思ったんです。やっぱり自閉症であったとしてもしっかり社会に適応できる子はいるんだ。子育て次第でこんなに素晴らしい子どもに成長できるんだと。障害児だから仕方ないではなく、子育てでしっかりとした一人の大人に育てることはできるんです。

何か一つでもできる障害児にしたい。

本当に意味深い言葉です。

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