2014年2月16日日曜日

生きていることに虚しさを感じている人へ

自分はなぜこの世に存在してるんだろう、生きてる意味があるのかな。

こんな空虚感をもって生きている人が外来に訪れます。うつ病、適応障害、人格障害など病名はいろいろつくかもしれない。その年齢層は小学生から大人まで。その人たちに共通していると感じるのは「生き疲れた」ということ。生まれつき空虚感を持っている人はいないと思います。さまざまなことがあって、それに対して自分なりに今の環境の中で生き残るために頑張ってきたけど、それでもだめで、もうだめかなと思っている。

この場合、まずはうつ病の治療(薬、休息)は大切でしょう。でもうつ病の治療として薬を服用したり、休息してもこの空虚感は完全にはなくなりません。そしたら、こんな患者さんに出会った時に僕ができることは何かなと診察室の中で必死に考えて、思いついた一つの作戦が「何か小さなものでもいいので目標を持ってもらうこと」です。ご本人なりの達成感を感じることができそうな目標。その目標をとりあえずは暗闇の人生を歩くときの灯りにしてもらう。そうして歩いていると、思いがけない生き甲斐や生きる目的を見つけられることがあります。その生き甲斐を見つけられたらこっちのものです。

小さな目標が見つからない人、見つける気がしない人には僭越ながら僕が一緒に考えられたらと思います。

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