2014年2月22日土曜日

はじめから個性なんてない

どんな子にも誰にも負けない個性や能力があるから、それを見つけてあげようというような風潮。世界に一つだけの~みたいな歌もありましたね。この歌が時代を象徴してる気さえします。

その影響か、「自分にはこの仕事は合わない」、「自分に合う仕事を見つけたい」、「今の会社に自分のしたいことはない」、そんなことを真剣に語る10代、20代の方に出会います。人ってはじめから個性や適性なんてあるのでしょうか?個性を強調する風潮を見てずっと疑問でした。少なくとも僕はそんな特別な個性や能力を自分の中に感じたことはありませんし、僕の知人を見渡しても幼いころからの個性や能力を生かして生きている人なんてほとんど見たこともありません。誰にでももともとの個性がある。ただ耳触りのいい幻想だと思います。

ビート武さんがある番組で「子どもたちには個性がなくてもいいんだという教育をしたほうがいい」と話しておられました。けだし名言です。個性がなくてもちゃんと生きていけるという話を子どもたちにしてあげることが本当の意味で子どもたちのためになるのではないでしょうか。その個性の存在を信じるあまり、自分の個性を探すことに時間と労力を消費したり、何かを諦めるときの言い訳になってしまう。

僕は個性というのはある物事を続けていく長い時間の中でようやく見つかればラッキーかなくらいのものだと思っています。むしろ、はじめは自分には個性や特殊な能力はないのだという認識から始めるくらいがちょうどいい。

果たして世の中の大人の中で自分の個性に合った仕事をできている人がどれくらいいるのでしょうか?それを10代や20代で見つけられる人なんてかなり特殊な人たちです。自分の個性探しで彷徨する暇があるなら、とりあえずご飯を食べていく方法を探したほうがいい。自分の個性や能力を探すなとは言いません。むしろ自分が何に向いているのか、何をすれば他の人に負けずに生き残れるのか探すことは人生において最重要事項でしょう。それをせずに漫然と生きている人は嫌な仕事だけして一生を終えます。なので自分には何が向いているのかを常に自問しながら、生きていくための仕事を続けるわけです。そしてこれだと思うものに出会えた時に方向を大きく変えればいい。

働きながら、自分の個性を模索してください。

僕の好きな言葉ですが、「考えてから動くのではなくて、動きながら考える」。

大切だと思います。

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