2014年7月24日木曜日

本人に聞いているのに、答える親御さん

診察の中で子どもさんに質問しているのに、それに答えてしまう親御さんに本当にたくさんお会いします(僕は子どもさん本人を直視して聞いています(笑))。

なぜそうなるのか。僕なりに考えてみました。

その時の体裁を整えたい、ちゃんと正確に伝えとかないといけない、子どもはわかってないから、などいろいろ推測はできます。おそらく、これは診察場面だけではなく、外で他人の大人に会った時には同じ行動をされていると推測できます。

ただ、これをしていくと、どうなるのでしょうか。大人に対して話のできない子、さらには一人では話をできない人になってしまいます。そんな大人にもよくお会いする気がします。あいさつのできない大人、人と話のできない大人。。。

診察は人と対話する一つのチャンスです。その時に話を本人にさせることは治療の一貫と考えています。たとえ発達障害の患者さんであっても、できるだけ本人と話をすることを僕は心掛けています。

一方で、診察の時に本人が話そうとするのを待たれる親御さんにも出会います。その時、内心ほっとするというのが本音です。その子供が自分でなんとかしようとするのを待つ姿勢がある親御さんなのだと考えるわけです。

診察の中で、本人が間違ったことを話しても、それも診察の一貫ですし、あとで親御さんに事実関係を確認します。つまり、本人なりに考えて、ものを言うという動作を見せてもらうわけです。

そして最終的に、一人で生きることのできる大人になってもらうこと。これが当院の目標です。

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