2015年9月9日水曜日

ひきこもりへの直接的な介入

ひきこもりへの直接的な介入として、実際に自宅や生活の場に訪問して支援するアウトリート(訪問支援)というのが広がっています。今はそれに対して国も動いています。ケースワーカー、相談員、心理士、看護師、医師など実際に行く人の職種は様々です。

先日のプロフェッショナルは佐賀県で不登校やひきこもりへの訪問支援を行なっている谷口仁史さんが出られていました。児童相談所、学校、若者サポートセンター、医療機関などと連携して、実際にひきこもっている子供や若者の自宅に訪問して、ご家族や本人と直接話をします。谷口さんいわく、初対面がもっとも大切だそうです。はじめてご本人に会うときまでにご家族からご本人の興味があること、普段の生活、嫌いな話題、ご家族のことなど、詳細に情報を集めてから臨む。小学生が好きなカードゲームや遊びも勉強されていました。

僕のところにも不登校やひきこもりでご家族が相談に来られたり、ご本人がなんとか来てくれることがあります。僕も初対面(僕の場合は初診)がもっとも大切だと考えています。そのときにご本人と少しでもいい関係を築けなければ、もうそれ以降は来てくれませんし、初対面はご本人もなんらかの期待を持ってくれていることが多いので最大のチャンスでもあります(ただ、家族療法を勉強してからはご本人がいないとだめだとは全く思わなくなりましたが)。

外来診療という限られた環境の中で不登校やひきこもりの人たちにお会いする僕としては、直接的な介入ができるというのがすごくうらやましいという気持ちと僕には真似できないなという気持ちで複雑です。ただ、このようなアウトリーチをされている方と一緒に仕事ができれば僕たちの仕事の幅もさらに広がり、多様な支援ができていくのであろうと思います。

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