2015年10月2日金曜日

爪かみはストレス?

「この子が爪を噛んでいるんですけど、何かストレスがあるんでしょうか?」

本当によく聞く質問です。かく言う僕も子供の頃に爪を噛んでいた記憶があります。

ストレス→爪噛み

この理屈が間違っていると言いきることはできないでしょう。確かにそうかもしれません。ただ、ストレスを受けた子たちがすべて爪を噛むのであれば、子どもたちは全員爪を噛まなくてはいけまません。なぜならいくら子どもであったとしても、ストレスというものを完全に避けることはできないからです。愛情が足りてないから指しゃぶりするという説も同じです。愛情が足りてない子たちがすべて指しゃぶりをしているなら、不遇な環境の子たちは全員指しゃぶりをしていなくてはならなくなります。

この質問をしてくれた親御さんの本当の意図は「爪噛みをやめさせたい」ということでしょう。

大切なのは爪を口に運ぶことが始まったときにどう対応しているかです。すべての行動に言えることですが、新しい行動が始まった時に、それをやめさせる働きかけをしっかりする(物理的に止める、言葉で注意するなど)かどうかで、その行動が続くのか止まるのかが決まります。自閉症の子たちのこだわりも同じです。自閉症の子たちは生まれたときから電車が好きだったり、くるくる回るものが好きだったりするわけではありません。それらに何度か接しているうちに、それがこだわりになるわけです。蛇足ですが自閉症の場合、くるくる回るものというのは同じことが繰り返されているからこだわりになりやすいわけです。

繰り返しになりますが、同じ行動やこだわりを作らないためには早期にそれをさせない対応をすることが肝要です。させない対応をしないとその間に、本人が何らかのメリットを感じてしまうからです。例えば、爪を噛んだときにしっくりくる歯ごたえや噛んだときの音かもしれません(僕はそんな感覚で噛んでいました)。つまりはこちら側が様子を見すぎているわけです。子どもに注意するときも同じです。勉強しさない、テレビを消しなさい、寝なさいと言ってから、そのうちするだろうと5分、10分と待たれる方がいます。

何か好ましい行動をしてほしいとき、好ましくない行動をやめさせたいときは早期に介入するのが最も楽で効果的です。。最初にしっかり止めてあげれば、爪かみはストレスなのかなと親としての悩みを深めなくてすみます。子育ても同じです。幼い頃に親としてどんなことを教え、どんな接し方をしているのか大切だと思います。「まだ小さいから」という理由で様子を見すぎないでくださいね。

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