2017年10月21日土曜日

人の心に土足で入らないように

人は知らない間に他の人の心に土足で入ってしまうことがあります。精神科医も同じです。患者さんを傷つけたいなんて思う精神科医はいないでしょう。でも知らない間に患者さんの心に土足で入っている時がある。僕自身、「あっ、やってしまった」という経験がたくさんあります。でもそれは患者さんにとってはやってしまったでは許されない。この確率をいかに下げていくか。そのためには言うまでもなく、患者さんの考えや思いをしっかりと正確に知った上で接することが何よりも大事なのでしょう。でもこれはこの字面にあるほど簡単なことではありません。多くの人はそんなに自分の気持ちをストレートに投げてはくれません。それを患者さんの様子や言葉の使い方からこちら側が敏感に感じ取っていく。この敏感さは精神科医にとって本当に大切な技術だと思います。

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