人は思い出を食べて生きていく。どこかで聞いたことのある言葉です。たしかに辛いときこそ、昔の良い思い出を思い出してそれに浸ることでまた立ち上がれるときがあります。ただ、思い出はどうしても今の自分の現状でその景色が変わってしまいます。今の自分が元気だったり幸せだなと思えていると、昔の思い出がたとえ良くないものでも、あれはあれで意味があったなんて良い意味づけができます。でも今の自分の状態がよくないと良い思い出さえ、あのときは良かったけど、今はダメだなんてと思ってしまうからです。思い出は現状の影響を受けてしまう。そんなとき、誰かから自分を肯定される言葉をかけられたり、無条件に自分を愛してくれる家族や愛犬がいたり、肯定というものは現状に関わらずそのときの自分を支えてくれます。常に自分のことを肯定する材料を探し、それを敏感にキャッチすることは生きていく上でとても役に立つものだと僕は信じています。
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