今年の8月で作家の松本清張さんが亡くなって30周年だそうです。最近、それに伴って制作された特集番組を見ました。
その中で清張さんの担当編集者だった方がこんな話をされていました。晩年になった清張さんに、先生はもうお歳だから、連載の数は減らしてくださいねって声を掛けたら、「お前は私との付き合いが長いのに、何もわかっていない」と怒られたそうです。その後、清張さんは「私には書きたいものが山のようにある。人生が足りないんだ」と語ったそうです。
亡くなる直前まで筆を執り続けた作家の姿を見た気がしました。それくらい知的好奇心が掻き立てられるものがあるなんて、人としてどんなに幸せだろう。そんなことを思いました。
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