今年も日本家族療法学会に参加してきた。そこで訪問診療をされているクリニックが複雑な環境にある家族全体を必死でサポートされた内容の発表を聞いた。
どんな学会に行っても思うことだが、発表内容はこんなことができた、こんなことがわかったなど、ともすれば自らのすごさのアピール合戦の様相を呈しがちである(それに僕も加わっているのだが)。新しい知識は得られるものの、どこか虚しさが残る。すごさのアピール合戦は学会なのだから当然ともいえるが、人の心を打つのはすごさではなく、ひたむきな人の姿なのだと思った。すごい発表も大切だが、ひたむきな人の姿のほうが僕は好きだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。