2025年10月17日金曜日

生きやすい形で生きることが自分を一番成長させる

 最近無性に気になることが多くて本を買いまくっている。そんな自分を見て僕って人生を縦に生きたいんやって思った。僕の買う本って仕事である精神療法の本はもちろん、生き方、自叙伝、文章の書き方、プレゼンの仕方、古典、思考、歴史や沖縄に関するもの。いずれも自分の成長の肥やしになるもの。興味というのもあるが何かを得たいという気持ちのほうが強い。でも人生を横に生きたい人もいる。今のままで十分なのになんで頑張るの?あくせくするより心豊かに生きたい。そう考える人も多い。でも僕にはそれができない。むしろ横に生きている人がうらやましい。

 僕は自分の成長、家族の成長、スタッフの成長のために生きてる。成長って縦に生きなくてもできるのに。「足るを知る」という言葉どおり、横に生きても人は成長できるし幸せになれる。ところがどうしてもそれができない。いつの日からかドラマ、映画、小説が楽しめなくなった。何度も試みたが導入部分ですごい引力で引っ張ってくれないと見続けていられないのだ。描写、伏線、その後の回収を煩わしく感じてしまう。それよりもストレートで、わかりやすく自分の成長につながるものを求めてしまう。

 そんなことをぐるぐる考えているうちに自分が生きやすいやり方で生きたらいいやんって声が聞こえて来た。「この本は読んでおかないと」「この映画だけは観ておかないと」「これだけは食べておかないと」みたいなコピーをよく見る。もちろんその方々は仕事として顧客の購買意欲をそそるために書いているのだから何も悪くないのだが、そんなものは世の中にはないと思う。別にその本を読まなくても、その映画を見なくても、それを食べなくても幸せに生きている人はたくさんいる。みんなが素晴らしいというものに何も感じられなくてもいい。ずっと後になってその素晴らしさに気づくかもしないし、一生気づかないかもしれない。それでもいいと思う。生きやすい形で生きることが自分を一番成長させるのだと思う。

2025年10月10日金曜日

睡眠は人生を変える

 思い返せば大学生のときからだったと思う。毎日何か予定を入れてしまうのだ。授業が終わったら部活、アルバイト、遊びの約束、旅行。内容は何でもいい。家でただボーっとして何もしない時間がとにかく苦手だった。親父からは「一日くらい休めよ」と諭された。弟が一日家で本を読んだり、昼寝したりしている姿が不思議でならなかった。気づけば毎日予定をこなすという生活を30年近くしてきた。授業が仕事に変わっただけだ。

 この夏、身体が無性にだるくて、夜になると熱が出る生活が2週間ほど続いた。仕事が終わると寒気がして熱と冷や汗が出て呼吸が早くなるのだ。休日になると眠気が襲ってきて起きていられない。そのときふっと思いついた。慢性の睡眠不足だった。1日7時間は寝ていたものの、3,4時間しか寝れない日でも翌日が仕事なら当然出勤する。休みの日も何かしていた。僕はそれに無自覚だった。「タイム・オフ」を読んで休息が大切なことに気付いても休息=仕事以外のこと、とまだ誤解していたようだ。僕にとって休息の究極は睡眠だった。そうやって振り返ると、これまでの自分の生活が違って見えて来た。思考がネガティブになり自分や人に攻撃的になっていた。そんな自分が嫌だったがどうしていいかわからなかった。時間が空くと無駄にモノを買ってしまったり、飲まなくていいお酒を飲んだり。さすがに昔のように無駄に人と会うことはしなくなったものの、休息になっていないのは同じだった。食生活や運動量は変えていないのに少し体重が増えた。加齢だけでなく睡眠不足で代謝が落ちているのではと邪推してしまう。

 このブログも休日に書いている。そうなるとブログなんか書かずに寝ろよと自分に言いたくなる。昨日は12時間寝た。朝ご飯を食べてまた寝れそうだからと布団でまどろんでいると書きたいことを思いついてこうやってパソコンの前に座ることにした。でもまた眠気が来るのを待ちたい。睡眠は人生を変える。体がそう気づかせてくれた。

2025年10月3日金曜日

親孝行

親孝行するようにってよく言うけど、子どもは生まれた瞬間からずっと親孝行していると思う。生まれてきてそこにいてくれるだけで親にとってはありたがいから。そんな気持ちでいると子どもも自然と親がいてくれるだけでありがたいと思うんじゃないかな。

2025年9月26日金曜日

患者さんからの気遣い

 診察室に入ってくると「先生、お元気ですか?」とか、出て行かれるときに「暑いので先生も体に気を付けてください」、こんな風に言ってくださる患者さんやご家族がおられる。僕がその方々の健康を守る立場にあるのにそんなの関係なしに人対人で接してくださる。

 仕事は結果がすべてだと思ってきたがそうじゃないことに今さら気づいた。患者さんやご家族からいただく気遣いは仕事をしていて良かったと心から思える瞬間だ。


2025年9月19日金曜日

自信を持て

僕はこの言葉を言われて自信が持てたことはないし、自信を持とうと自分に言い聞かせて挑戦したこともうまくいかなかった。あまりにも自分を揺るがされることが多いせいか、最近少し違ってきた。自分がしていることが正しければどんなことを言われても自信を持って続けたほうがいい。そう思うようになった。人はそれぞれ形は違えど信念みたいなものを持って生きている。時にそれを人から批判されたり、それを揺るがされるような出来事が起きる。そのときは「これで本当にいいのか」と自分に問うてみる。「やはりこれでいい」と思えたらそれは続けた方がいい。それが「自信を持て」という言葉の意味だ。