2019年10月11日金曜日

誰もその人の代わりにはなれない

自分なんて大した人間じゃないし、自分の代わりなんていくらでもいる。なんて思う時があります。でもそんなことはありません。よくよく考えていくと、どんな状況にあろうがその人は何か、誰かの役に立っている。誰もその人の代わりにはなれません。

2019年10月4日金曜日

臨床と勝負は違う

アスリートのテレビや本が好きでよく見ます。そこには自分を磨いて勝負に勝つまでの道のりがいろんな言葉を使って書かれています。自分を磨いていく、高めていくことは臨床をする僕も同じです。一方で、アスリートには対戦する相手がいて、その人よりも勝つことが求められますが、僕にとっては患者さんは勝たなければいけない相手ではありません。少なくとも患者さんはよくなりたい、楽になりたいと思っているため、言うならば同士や仲間みたいなものです。

ただ、一つ臨床でよく起こる現象があります。患者さんはご自身がすごくしんどい状態にいるため、時に治療者に対して一見すると敵意かと思えるような興奮した行動をとられることがあります。当初、僕はそれを患者さんから僕への敵意なのだと考え、それになんとか勝たねばならないと思っていました。しかしそれは間違いです。それは決して僕ら治療者に対する敵意ではなく、ご自身がしんどいということのメッセージです。それがわかるまでに僕は時間がかかってしまいました。でもそれがわかってからはそんな気持ちは消えて、臨床が楽になりました。

2019年9月27日金曜日

なんとなくしたいことが自分が本当にしたいこと

内田樹さんが本の中でこんなことを書いておられました。

なんとなくしたいことが自分が本当にしたいこと

人から「なぜそれをしたいのですか?」と尋ねられたら、それにきちんとした答えられなければならない。そんな固定観念がある人は多いのではないでしょうか。社会がそれを要求してきたのかもしれません。内田さんはそれは違うと言います。本当に自分がしたいことは自分の中で深いところに根差しているものであるため、人は簡単に言語化できるはずがない。心と直感はそれがなぜかを知っている。だからなんとなく直感ですることこそが本当に自分がしたいことであると。

僕も自分がしたいことを言葉で説明できないのはだめだと自分にも他の人にも求めてきました。でもそれは単なる僕の固定概念、枠組みに過ぎないと気づきました。内田さんの言葉は僕を縛っていたその固定概念や枠組みから僕を自由にしてくれて、もっと自分の「なんとなく」や「直感」に従えばいいんだと応援してくれているようでした。


2019年9月20日金曜日

自分が他の人に言ってることを振り返ると、だんだんと自分が発する言葉が減っていく

他の人を批評するときに「あなたはあの時はこう言ってたのに、今はこう言ってますね」みたいなことを耳にします。

外から見てる人ならこの発言はあり得るのかなと思います。他の人はその人の内的な変化や成長などは視野に入りませんので、ただ時間軸による経過は関係なく横断的に「この時はこれ、今はこれ」とだけ取るかもしれません。でも本人からすると、時間軸の中で縦断的にその人なりの変化や成長があるわけで、ずっと同じ考えのままとは限りません。それは自分のことを振り返ったときにはじめて気づけることです。一人でこんなことを考えながら、自分が他の人に言ってることを振り返ると、これからだんだんと自分が発する言葉が減っていくのだろうと思います。


2019年9月13日金曜日

今のままでいい

最近ある経営者の方の本を読みました。その方は会社のリーダーとして、こうすべきだ、こうあるべきだという考え方に縛られてしまい、身動きが取れなくてしんどかったそうです。それがこれでいいんだと今の状態を認めたことで楽になり、むしろ業績も上がったそうです。

これは何もリーダーだけの話ではないように思います。人はなんらかの考え方、誰かに言われた言葉に縛られて、息切れしながら生きていることが多いように思います。かくいう僕も自分はこうしなければいけない、リーダーはこうあるべきだ、スタッフはこうあるべきだなどと、自分にも周囲にも「こうあるべきだ」という考え方で縛ることが本当によくあります。なのでこの本のこの言葉にはとても共感できました。「こうあるべきだ」は人を辛くするときがあります。

今のままでいい。

何かで悩んでおられるすべての人にこの言葉が届けばと思います。