この数年だろうか、臨床についての短文の執筆や教育の依頼の話をいただくようになった。以前の僕なら「自分はまだそんなレベルじゃない」とお断りしていた。ところが最近は我慢できる体力がなくなってきたのか、自己否定にそろそろ嫌気がさしたのか、そのような依頼を受けるようになった。
自分は何をしたいのか。ずっと考えてきた。執筆と教育は臨床と並んで僕が人生で本当にしたいと思ってることだ。それを考えているとき、ふとこんな言葉が浮かんだ。
人生はやりたいことを我慢するほど長くない
でもこれってどこかで聞いたことがあるなと思った。調べてみると「我慢して生きるほど人生は長くない」という題名の本があった。この本は読んでいないので僕が感じていることと本の内容が同じかはわからない。でももしかしたら僕はどこかでこの題名を見て思いついたのかもしれない。それでもいい。自分の言葉なのか他の人の言葉なのかが大切なのではない。今の僕の心に響くかどうかが大切である。
我慢して生きるほど人生は長くない
それにしてもいい言葉だ。