人生って思い通りにならないのは当たり前だけど、望んだ通りにならなかったことって全部あとから振り替えると「それが良かった」って思うことだった。
2025年2月14日金曜日
2025年2月7日金曜日
大人の定義
15年ほど前だろうか。伊集院静さんの「大人の流儀」を愛読していた時期があった。今振り返ると、大人になりたかったのだと思う。大人の定義ってなんだろう。人それぞれあるのは当然にしても、僕にとって大人とは視野が広い。人は心に余裕がなくなると、自然と視野は狭くなる。見る角度の数が減る。逆に、心に余裕があると視野は広くなる。見る角度の数が増える。でも僕が見て来た本当の大人って心に余裕がないはずの時でも視野が広いまま(見る角度が多いまま)でいられる人。そんなことを考える僕はいまだに大人になりたいのだと思う。
2025年1月31日金曜日
人生は「初めて」の連続
本当に時々だが人生に答えが出たようなことを言う人を見る。そんなことが人生という短い時間に可能だろうか。本当に答えが出ているならその人はもう悩んだり、苦しんだりすることはないだろう。おそらく、答えが出たと思っているのは一時の勘違いだ。人はみんないくつになっても悩み、苦しんでいる。歳を取れば確かに困難にぶつかる頻度は減る。「初めて」が減るからだ。それでも「初めて」はやってくる。だからこそ人は成長し続けられるのだと思う。わかったようなことを言ってはいけない。そう思う。
2025年1月24日金曜日
お店にオーナーがいることは大切
日曜日の朝にコンビニにパンを買いに行った。3つほど買って会計しようとすると手ぶらの僕を見て中年に見える女性の店員さんが「袋に入れましょうか?」と小さなビニール袋に入れてくれた。ビニール袋が有料化されて以来、お金を払わずビニール袋に入れてもらったのは初めてだった。びっくりした僕はその女性の顔をもう一度見て、その態度や動きから「この人はオーナーさんだな」と思った。
すべてとは言わないがオーナーが自分で働いているお店はスタッフの人の動きが違う。そこに緊張感があり、心がこもっているからだ。お客さんはそういうことに敏感だ。そのお店の人たちの気持ちが一番現れる場所はトイレだ。トイレが汚いお店で全体としていいお店だなと思えるところは少ない。トイレがきれいなお店は全体として満足できることが多い。お客さんを心からお迎えしようと思えば、おのずとトイレをきれいにしたくなるからだ。オーナーが自分で働いているお店はトイレがきれいなことが多い。お店にオーナーがいることは大切だと思う。
2025年1月17日金曜日
人はそのときの心という器の残量で思考と行動が決まる
ある早朝のこと、僕は用事があって大通りに停車した車の中にいた。その通りは片方の車線だけでも3車線、両側通行なので6車線ある大きな通りであった。そこを食材が入った大きな箱を自転車の前と後ろに乗せた年配の男性が赤信号を無視して通ろうとしていた。朝早いので車の通りは多くないものの、けっこうなスピードで何台もの車が通って行く。それらをかいくぐるように6車線を越えようとしていた。いたたまれない気持ちになった。身体に鞭を打って仕事の食材を買いに行った帰りなのかもしれない。納期の時間が迫っているのかもしれない。社長に言われて嫌だけど無理して運んでいるのかもしれない。いろんな想像をしながら思ったことがある。人はそのときの心という器の残量で思考と行動が決まる。心の余裕が大切なんだ。かと言ってそんなことがいつもできるほど人生は悠長には待ってくれない。だからこそ自分の日常を振り返って、心に余裕を残すための方法を模索しよう。その男性の姿を見てそう思った。