2017年1月28日土曜日

自分のためじゃない方が長く続く

人が「自分のため」に行動するのは自然なことです。でもそれだけでは物事は長続きしない。心の中に「自分のため」が入っていてもいいけど、その中に「誰かのため」が多く入っていればいるほど、物事は長く続いたりうまくいったりする。そんな気がしてなりません。

2017年1月21日土曜日

患者さんを診る事ができる幸せ

研修医をしている時、いろんな患者さんが診たくて友達や先輩と誰がその疾患の人を診るのかと取り合いになった事があります。これは決して患者さんを侮辱する行為ではなく、みんなが自分の医者としての実力を少しでも上げたいためにしていることです。多くの研修医が新しい患者さんに出会いたいと思っていると想像します。

ご多分にもれず、当時の僕も自分がそれまでに見たことがない患者さんの主治医になれるだけで気分が高揚し、患者さんを診察する前に本をあさって十分な知識をつけて、先輩にも診察の仕方、治療方針などを嬉々として教えてもらっていたことを思い出します。

いつの間にかその高揚感は今では、日々患者さんが来てくれて、医者として診療ができているのだという感謝に変わりました。だって、患者さんがいないと医者という仕事は成り立ちません。これはどんな仕事も同じでしょう。お客さんがいるから、誰かが必要としてくれてるから仕事が成り立つ。その感謝を思うと、日々忙しくてしんどいなと思う気持ちが不思議と和らぎます。これもどんな仕事も同じなのでしょう。

2017年1月14日土曜日

育児に正解なんてない

「これが正しいのかわからなくて」

多くのお父さん、お母さんからこの言葉を聴きます。育児についていろんな人たちが意見をおっしゃいますが、僕は育児に正解なんてない気がします(まあ、すべての物事において正しい、間違ってるなんてもの自体がないのかもしれませんが)

僕は今、4人の子供を育てていますが、僕がしている育児の方法は完全に僕の独断と偏見であり、これが正しいから他の人たちに絶対勧めたいなんて気持ちはこの数年でなくなりました(恥ずかしながら以前はありました)。今の仕事をしているので、育児の正解について意見を求められますが、みんなにお勧めの育児法なんて、自信を持って言える気が全くしません。なぜなら人はそれぞれ考えや環境が違うからです。僕も日々迷いながら育児をしています。なので皆さんも大いに悩んでいただいて、ママ友の意見、本、講演、グーグルでの検索もしてもらっていい。そのような機会を通して、考えて欲しいのです。自分がどんな育児をしたいのか、我が子にどうなって欲しいのか、その答えは親自身の中にあります。そんな時に人と話をすることはご自身の意見を明確にすることに役立ちます。もし僕がお手伝いできることがあるとすれば、親御さんとの対話の中からその親御さんにとって、その時の育児の最善策を一緒に探すことではないかと思います。


2017年1月7日土曜日

そのままにしておく

新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年初めてのブログは「そのままにしておく」という内容にしてみました。

先日、生まれて始めて座禅を体験しました。そのときに初めに言われた言葉は、

「雑念という念はない、雑草という草もない。雑念が湧いてきたという自分がいるだけ、なのでいろんな考えが湧いてきてもそのままにしておくように」

僕は「そのままにしておく」という言葉で、すごく気持ちが楽になりました。僕たちは日々の生活の中で起こることに対して、そのままにするということが得意ではない気がします。何かが起これば対処しないといけないという観念に駆られます。そして心はここにあらずで過去や未来に心がせわしなく動き、その事でかえって疲れます。でもほとんどの出来事は少しの時間そのままにしておいても、実はそんな人生に変わりはありません。

この座禅の時間はそれをそのままにしておいていい時間、そしてそのままにする考えを日常でも持てるよう練習する時間だと感じました。それから僕は毎朝その時間を持つようにしています。皆さんにも「そのままにしておく」時間をお勧めしたいです。