2017年6月24日土曜日

休むことが究極の練習

体を休めることが試合でいいプレーをするための最大の武器であり、最良の調整法だ

ソフトバンクの川崎宗則選手曰く、イチロー選手の言葉だそうです。メジャーリーグに比べて日本のプロ野球選手は練習時間が長い。つまり、練習時間を減らして、休む時間を長く保つことがより重要であるという考え方。プロ野球選手が練習時間を減らすなんて、一見すると、すごく怖いことだと思います。でもいかに練習時間を短くして、体力を温存した状態に試合本番に臨めるのか。患者さんに会うまでにいろんな準備をたくさんしてしまう僕にとっては、すごく耳の痛い言葉ですが、これからは準備をいかに密度の濃いものにして、自分を休めておくのか。それで頭をクリアな状態にして試合(診療)本番に臨む。休むことが究極の練習。ここをテーマにしたいきたいと思いました。

2017年6月17日土曜日

つぼみの時がいい


初夏です。今年も蓮の花の季節になりましたね。蓮の花はもちろん美しいですが、最近なぜかつぼみのほうが美しいのではないかと感じるようになりました。絶頂を迎えたりするよりも、成長しているときのほうが美しいのかもしれません。

2017年6月10日土曜日

何かが降りてくる

脚本家の倉本聰さんは何かが降りてきて、脚本を書くことがあるそうです。そのことについてNHKのプロフェッショナルでこんな話をされていました。

「技を磨くっていうのは大前提なんだよね。(何かに)降りてこられる条件としては人間がピュアにならないと降りてこない気がするんだ。そのピュアさみたいなものを自分で備えないといけない。それがプロだっていう気が僕はしている」

この言葉は仕事に対する一本気な真摯な姿勢が表れていると感じました。自分をピュアにして降りてくるのを待つ。人はいろんな意味で煩悩があり、仕事に対しても煩悩が出てくるものだと思います。でも仕事に対してはピュアにまっすぐに向き合いたいですよね。僕は自分がピュアだとか、こころが綺麗とか決して思えませんが、自分の診療に対してだけは心の底からまっすぐになりたいし、そうでないと自分自身が納得できない性分なんだとも自覚しています。何かが降りてくる感覚は僕みたいな凡人にはわかりませんが、道を極めた人々の背中を見て、また自分の肥やしにしたいと思いました。

2017年6月3日土曜日

接遇は一方向ではない

僕なりに丁寧に接しているのに、なぜ満足していただけないのか、あるいは逆に不満を持って帰られてしまうのか。これは医者になってからずっと思ってきたことで、開業してからはその思いが何倍にも大きくなりました。そしてその一つの答えが接遇にあるはずだと考え、ずっと接遇の研修を受けたいと思っていました。それが今回ようやく叶って、スタッフたちとANAの接遇研修を2日間受けてきました。

接遇としての技術的なこと、患者さんはどう感じているのか、医療者と患者さんとの感じ方の違いなど、目からウロコの内容が数多くありました。でもそこで学んだ一番大きなことは、接遇はこちらからだけがしているものではないということ。つまり接遇とはこちら側から患者さんに向けてしているように見えて、実は患者さんから僕たちも受けているということ。普通に想像すれば当然のことですよね。人は誰かによくしてもらうと、その人によくしてあげたくなる。「お返し」の精神ですね。

僕らの仕事もそうです。医療従事者が患者さんに温かい態度で接すると、それで患者さんも医療従事者に対して温かい態度で接してくれる。まさに患者さんが僕らを助けてくれているわけです。

「もてなし、もてなされる」

接遇って一方向ではなく、双方向なんですよね。