2019年11月22日金曜日

一人の人の考えが受け継がれる

歴史番組が好きでよく見ています。先日のNHKの歴史秘話ヒストリアは網走監獄についてでした。網走監獄は明治時代から昭和時代まで実際に使われ、一度入ったら出てこれないと言われる監獄でした。そのくらい重い罪の人が入ったり、劣悪な環境であったそうです。その網走の地にあるお寺の住職がおられました。その住職は監獄から出所して網走で暮らす元囚人たちの更生のために寝食を準備したり、網走の町の人に頭を下げて働き口を見つけるなど大変尽力されました。その長年の努力が網走の町の人たちの更生への理解につながったそうです。その一つとして町の人たちの寄付を元手に元囚人たちのための寄宿舎が作られました。それは今も更生保護施設としてあります。そして今網走の町には元受刑者を積極的に受け入れ、更生事業を支援する会社が多くあるそうです。明治時代の住職の考えが今の時代にもしっかりと網走の町に受け継がれている。本当に感動的なお話でした。

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