2022年3月4日金曜日

いい選手は条件に左右されない人

今季、鈴鹿ポイントゲッターズに移籍した三浦知良選手が先日の新聞でおっしゃっていた言葉です。人は立場が上がってくると、あれこれ条件をつけそうになります。いいものを知ってしまうと、そうでないものを見たときにその違いがどうしても目につくからです。条件なんてものを重視しない人だから、三浦選手はここまで来られたのだと思います。

その点、精神科医という仕事はあれこれ条件をつけなくてもいい。薬を除けば、必要なのは患者さんと自分だけ。使う道具は自分だけです。ほっておいてもそうなります。実際のところ、パソコンがなくても診察は可能です。究極、紙や鉛筆さえ必要ありません。患者さんの話を聞いて、楽になってもらうのが精神科医の仕事です。必ずしも薬やパソコンがないとできない仕事ではありません。

いいサッカー選手もボールさえあれば、いい地面やいいスパイクでなくても、裸足ででもサッカーが上手なのだと思います。使う道具は自分だけです。自分という道具を磨くためにみんな練習されているのだと思います。サッカー選手と精神科医の共通点を見つけました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。