煩悩を捨てろという言葉をよく聞く。僕はこれまで煩悩とは禁欲的な言葉だと思ってきた。でもそれは違うのではないか。そう思うようになった。
~がほしい、~になりたい、~したい、と思うことは人が成長する上で不可欠な感情だ。ただ、これ以上できないと思うくらい努力してもそれがかなわなかったときにそこから離れられるかどうか。それだけに縛られず、自由になれることが生きていく上で大切なんだと思う。
あーしないといけない、こーしないといけない、という心の状態を煩悩と言う。もしそれで人生が終わってしまうととても悲しい。どこまで行っても心が満たされないからだ。
誰もが、何かに集中していながらも心が自由なときを経験したことがあると思う。そんなときは必要な声が聞こえたり、良いひらめきがある。そのときのことを煩悩を捨てられたと言うのだろう。
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