ボクシングは強くなってるけど、心は弱くなってる。
プロボクサーの村田諒太選手の言葉です。村田選手は日本選手権と北京オリンピックの二度、相手が強いという先入観で負けてしまったそうです。それを克服したくて、相手に勝つことを目標にボクシングをがんばってきたけど、大切なのはそういうことじゃなかった。大切なのは自分が人間として強くなること。そのために今回ミドル級チャンピオンで名実ともに最強と言われたカザフスタンのゴロフキン選手と戦うことを決めました。ゴロフキン選手にぶつかっていくことで、人間として強くなりたい。村田選手いわく、強いというのは相手に勝つことではなく、自分に勝つことだと言います。そのチャンスをくれたゴロフキン選手に感謝していると。
ただただ強い自分になりたいというその姿勢に胸を打たれました。徹底して自分に向き合う。対象は相手ではなく自分であるということです。