2019年2月22日金曜日

ブログを書くのは実は話を聴いてほしいから

このブログは自分はなんで書いているのか。書き始めてからこの5年間ずっと自分に自問してきました。その理由はいくつかある気がします。なんか自分がわかった気がしたとき、この考えは他の人も持ってるんじゃないかと思ったとき、すごくいい話を聴いたとき。いろいろあります。結局これらの総合すると、要するに僕の話を聴いてほしいだけなんじゃないかとふと思いました。正直、こんなことを不特定多数の人にしている自分はバカなんじゃないかと思います(笑)。ただ、これって僕だけじゃなく、人ってみんなそうなんじゃないかな。そんなことを思いながら、今日はブログを書きました。

2019年2月15日金曜日

「縁」って言葉は心を楽にしてくれる

日本語には「縁」という言葉があります。人は生きている中で、思いもしない出会いや別れがあり、それらは人の力でどうすることもできず、予測することができません。思いがけず素晴らしい出会いをしたり、思いがけず悲しい別れになったり。そんなときにその人との出会いを喜んだり、悲しんだりします。そんなとき人はその理由を説明したくなったり、意味付けしたくなります。その理由や意味が思いつかないとき、「縁」という言葉を当てはめると、なにか心がすっとします。僕は日本語以外の言語は韓国語しか知りませんが、韓国語にも同様の言葉があります。他の言語でもあったらいいなと思います。なぜかというと、人の心を楽にしてくれる言葉だとから。

2019年2月8日金曜日

さだまさしさんのコンサート

先日、大好きなさだまさしさんのコンサートに行ってきました。僕は10年くらい前に「
風に立つライオン」をたまたま知ってから、大ファンになりました。医師として患者さんに向き合う崇高な姿勢、「僕は思い上がりたくないのです」という歌詞など身に迫ってくるものあります。他にも「主人公」、「いのちの理由」、「コスモス」、「親父の一番長い一日」、「ハッピーバースデー」など、さださんは生きること、家族のことについての歌がとても多いです。しかし1曲を聴くと、目を閉じているだけで1本の映画を見たのと同じ感覚を覚えさせてくれます。

実際のコンサートは僕の親くらいの世代の方がほとんどで、ちょっと浮く感じは否めませんが、大好きな人なので我慢しました(笑)。非常に多忙なはずにも関わらず、丁寧に3時間近くかけて、歌、トークをしてくれました。音楽はご専門なので素晴らしいのは当然ですが、トークがこれまた落語家か思うくらい情景の描写がうまいんです。絶対これは話し方をしっかり勉強されてるなと思います。人前で話すのが好きな僕としてはこれがまた魅力的で、いつかこんな風に人に笑ってもらいながら、時にふっと涙が上がってきそうなお話ができれば、聴いていただける人も僕も幸せな気持ちになれるんじゃないかと思うのです。

コンサートが素晴らしかったなんて言いながら、こんなことを言うのもおかしいですが、僕の中で一番印象に残っているのはテレビで見たさだまさしさんです。さだまさしさんが東日本大震災のあとに初めて東北を訪問されたとき、お寺で歌を歌いました。その時にさださんは被災された方々を前にとても戸惑いながら「こんな時のために僕は神様に有名にしてもらったので」と言いながら、ハッピーバースデーという曲を歌ったんです。僕はこの言葉に感動しました。多くの人は自分の努力で有名になったみたいに思うので、こんな言葉って普通は出てこないと思うんです。しかもこんな非常事態の後に、被災された人たちを前になんて言葉を紡いでいいのかわらなくなる場面なはずです。そんなときにふっとこんな言葉が出てくるなんて、普通の人ではないなと感じました。

今日はとりとめもなく思いつくままに書きました。さだまさしさんの曲に救われている方はとても多いと思います。もしまだ聴かれていない方にはぜひともおすすめしたいです!

2019年2月1日金曜日

自分が最高のパフォーマンスを出せる分だけ仕事をする

レストランには大人数が入ることのできるお店、少人数しか入れないお店があります。それぞれの目的や用途などあるため、規模の大小で優劣はつけられません。ただ、僕個人としては小さなレストランが好きです。なぜなら小さなレストランの方が仕事が丁寧なことが多く、お店の人の気配りやお店の人との距離が近くに感じられて、お客として気持ちがいいからです(お店のご主人やスタッフの方もそうじゃないかと想像します)。そんな考えから、当院ではお受けする患者さんの数は僕らスタッフが最高のパフォーマンスを出せると思う患者さんの数だけにしています。そのための完全予約制でもあります。これは決して驕りなどではなく、お受けする患者さんの数を増やしても誰もいいことがないからです。ある一定の人数を超えると、患者さんにいい治療やサービスが提供できないため、患者さんも僕たちも不満が生まれます。当然ながら医療機関である僕たちは患者さんに楽になってもらうことが目的です。そのためにこれからも小さな規模で僕らスタッフが最高のパフォーマンスを出せる範囲の中で仕事をして、きちんと患者さんに楽になってもらえる診療とサービスを続けていきたいと思います。