2019年12月27日金曜日

今年もありがとうございました

今年の診療も明日で最後となりました。節目って、不思議ですね。節目になる日も本当は他の日と何も違わない1日のはずです。その人が節目だと意識した瞬間から、それは節目という意味を成して他の日とは違う特別感が出ます。

今年も醫院に関わるたくさんの方々のおかげで、1年間診療をすることができました。

スタッフ一同、来年も今年同様、よりよい診療を続けていきたいと思っております。

よろしくお願いいたします。

そしてみなさま、良い年末年始をお過ごしください。

2019年12月20日金曜日

逆境に置かれると、その人本来の力が出せる

毎日いろんな患者さんのお話を聴いていると本当に辛かったであろうことを、笑いながらお話される方が多いことに気づきます。僕ならそれを笑って話せるかな。自信がないなと思うこともあります。人は逆境に置かれてその当事者になると、その人の本来の力が出せるのかもしれません。

2019年12月13日金曜日

消費者の記憶には薄ければ薄いほどいい

新聞に「おいしすぎては売れない」という見出しとともに、こんな言葉がありました。

消費者の記憶には薄ければ薄いほどいい

食品の味が濃かったり、刺激が強かったりするとロングセラーになりにくいそうです。毎日食べても飽きず、知らない間にロングセラーになって、生活に根付いていくようです。臨床でも劇的な治療法に人の目が集まりがちです。でも患児さん自身はよくわからないけど、気づいたらよくなっていたという治療が患者さんにとって無理がなく、自然とフィットしていく。それがいい治療なのだと思います。

2019年12月4日水曜日

最高の部分だけを見てもらう

料理人はその料理を作るまでに長い努力と長い準備をしてお客さんの前に最高の料理を出します。スポーツ選手は大会に出るまでに長い努力と長い準備をしてお客さんの前に最高の姿を見せます。お客さんはその最高のものを口にしたり、目にしたりしています。どんな仕事でも同じです。仕事をする人は仕事として見せる場に出るまでに数多くの無駄や失敗(に見えること)をしてきたはずです。でも実際に見せる場ではそれらは見せずに最高の部分だけを見せるからお客さんから心や物などいろんな形で対価をもらえるのだと思います。