2021年7月30日金曜日

謙虚と感謝の気持ちを忘れずに

 先日のプロフェッショナルは漫才講師の本多正識先生でした。お笑いの世界で食べていくことの厳しさ、その道を極めたいという熱い気持ち。その生徒たちを愛情いっぱいで精一杯教える本多先生。本当に感動しました。感動しすぎて、録画したものを10回は見たと思います。本多先生の本まで読んでしまいました。それらを通して一番感じたのは、医師という仕事がいかに恵まれているかということでした。日本では医療保険制度のおかげで、医師がもらうお金と患者さんが払うお金の間を埋めてくれます。お笑いの世界だけではありませんが、このような制度は他の業界ではありえません。しかもお笑いでは、売れなくては話になりません。吉本のお笑い養成所には1年に500人の生徒が入学して、お笑いで生計を立てられるのは数人だそうです。その競争に勝ち抜かないと、生活ができない。医師は売れなくても生計は立てられます。それらを思うと、自分は謙虚と感謝の気持ちを忘れずに、誠心誠意、精進していかないといけない。そう思いました。

2021年7月23日金曜日

人はみんな最善を尽くしている

外から見て、がんばって生きているように見える人も、そうでないように見える人も、みんなその人なりに最善を尽くしている。そう思います。

2021年7月16日金曜日

人が起こると予測していることが、その人の行動に影響する

スティーブ・ディ・シェイザーという心理療法家の言葉です。

人の本質をあまりにも的確についている名言だと思います。人は自分がこうなるだろうと思った時点で、そういうものの見方、それに合わせた行動を始めるものです。精神科臨床でも、人は良くなりたいと思えば思うほど、その思いが切実であればあるほど、たしかにその人は良くなっていきます。

2021年7月9日金曜日

人は誰しも自分の存在を肯定してもらいたい

半年ぶりに同じホテルに泊まることになりました。レストランで食事をしていると、「ご無沙汰しております」とスタッフの方が声をかけてくれました。自分のことを覚えてくれている。それだけで感激しました。人は普段から自分の存在を他の人から、あるいは自分から否定されることが多くあります。誰しも自分の存在を肯定してもらいたい。だからこそ誰かが自分を覚えてくれているというだけで、うれしくなるんだと思います。

2021年7月2日金曜日

人間って、憎しみを持続できないもの

 ある本の一説に出てきた言葉です。憎むことはとてもエネルギーを使うことなので、続けることが難しい。一方で、この言葉は人の中にある善良な部分を言ってくれているようで、なんかホッとします。