先日、スイッチインタビューの再放送を見ました。BUCK-TICKのボーカルの櫻井敦司さんと芸人のヒロシさんでした。
その中でこんな話がありました。ヒロシさんは子どものとき友達が少なく一人で遊んでいることが多かったそうです。さらには いじめまで。。集団でいるときはわーってみんなで遊んでるのに、チーム分けになると途端にはぶられて一人になってしまう。
これって多くの人がしている経験ではないでしょうか。僕も小学校のころ何かでチームを決めるたびに自分だけそこに入れなかったことが何度もありました。そして親しくもないのにあぶれた子たちでチームを作って微妙な空気が流れたり、先生が僕の相手をしてくれるのです。それは筆舌に尽くしがたいものでした。
ヒロシさんは続けます。
「一人でいることはさみしくない。何がさみしいって集団の中での孤独が一番さみしい」
ドキッとしました。この言葉って実はみんなに言えることじゃないかと思うのです。一人でいるときにさみしいと思うのは、みんなから離れていることを感じるから、社会という集団の中で自分だけ孤立していると感じるからさみしい、いや、怖いってなるのだと思います。それは子どもだけじゃありません。診療をしていると主婦の方がよくおっしゃいます。「ずっと家にいると社会から離れて役にたってない自分、って思うと不安になってくる」と。大人も同じです。ヒロシさんの言葉は人の心理の核心をついていると思いました。