2021年10月29日金曜日

二回感動した運動会

 10月にも関わらずとても暑い日。子どもたちの運動会に行ってきました。毎年のことなので行く前から自分でもわかっていたのですが、子どもたちの姿を見ているだけで、涙が出ます。特に何を思い出すわけでもないのに、感情がこみ上げてくる。いつもサングラスに助けられます。子どもたちの演技が終わって、ふと横を見ると他のお母さんたちがうつむきながら涙を隠していました。そして、何事もなかったかのように「暑かったねー」「そうだよねー」と帰っていきました。わが子を思う親の気持ちはみんな同じ。最後にもう一度感動をくれた運動会でした。

2021年10月22日金曜日

夢や計画がなくてもいい

韓国で国民的MCと呼ばれるユ・ジェソクさんという方がおられます。その人の話題になると、知人たちから美談があふれてくることでも有名な方です。その方がこんなことをおっしゃっていました。

私には夢や計画はありません。それに向かって走ろうとすると、思い通りにならなかったときにがっかりするし、夢や計画に目が行ってしまい目の前の1つの仕事を終えたときに、「あ、1つ終わった」と思ってしまうことで良心が痛みます。ただ、私は自分に与えられた仕事は一生懸命にします。それだけです。

僕にはとても衝撃的でした。成功している人たちは次の目標に向かって走っているものだという固定観念があったからです。よくよく考えてみると、僕も誰かに夢や計画を聞かれて、それに合うような答えを自分の中に無理やり作っていたような気がします。実際のところ、心の底から思える明確な夢や目標はありませんでした。今もありません。それよりも自分に与えられたこと、今の目の前のことを一生懸命する。その日1日を一生懸命生きる。それにだけ注力する。そうやって生きていけばいいんだ。そう思えると気持ちが楽になりました。

2021年10月15日金曜日

それが当たり前に見えないとき、人は幸せに近づく

 健康、家族、安全、空気、水。なんでもいいです。その人にとって一見当たり前に見えることが、実は当たり前じゃないと気付いたとき、その人はまた一つ幸せに近づくのではないかと思います。

2021年10月8日金曜日

患者さんがいてくれるから、僕は存在できる

 患者さんからお礼の言葉をいただけることがあります。それはとてもありがたいことですが、僕はその逆もあると思っています。患者さんがいてくれてはじめて、精神科医としての自分が存在できます。患者さんが楽になってくれるから、僕は力をもらえるし、仕事のやりがいを感じることができます。ありがとうございます。

2021年10月1日金曜日

誰かがあなたを見てくれている

批判する人の多くは声を大きくするが、賞賛する人の多くは、わざわざ声を大きくしない。

批判は聞こえやすいですが、賞賛は聞こえにくいものです。自分への批判ばかりで、賞賛がないように見えますが、実際はそうではありません。人知れず、誰かがあなたを見てくれています。