内科医であれ精神科医であれ心理士であれ作業療法士であれ、全ての治療者は一人の人間です。それぞれの人生の中で困難、それによる傷つきを持って生きています。これは全ての人間に共通するところです。そんな治療者にとって、誰かの治療をするということは治療者自身を救うことになっていると僕は考えています。なぜなら患者や傷ついた人を治す、よくなってもらうように尽力することで治療者も自分自身を肯定し、自らの人生での傷を癒すことになるからです。僕自身も患者さんの治療をすることで、何度も僕自身が救われてきました。「自分もこの世に生きていていいのだ」、僕はそう思えました。治療という行為は患者と治療者のお互いを幸せにしてくれるものだと思います。
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