2019年4月12日金曜日

医者は患者さんの治る要素の一部を担ってる

人を治すという言葉。医者は患者を治すというのは太古の昔から当たり前のように言われてきた言葉です。でも僕の実感では違います。医者が患者を治すのはあくまでもごく一部で、他はその人自身(体の組織、免疫力、機能、努力など)、家族、周囲の人たちなど数多くの要素が合わさって治ることがほとんどです。中には患者さんやご家族に感謝していただけることはあるし、それは本当にありがたいし、光栄です。でも感謝されるたびにずっと違和感がありました。内心、「恐れ多すぎます。いやもう、ほんとやめてください」って思ってしまいます。ただ、医者として患者さんやご家族に良くなってもらうことを目指してはいるので、むしろ、良くなってよかったとホッとします。医者がそれを本気で「自分のおかげでこの人は治った」なんて思ったらもうだめなんじゃないかとも思います。医者はあくまでもその人が治る要素としての一部を担っているという感覚くらいがちょうどいい。そんな気がしています。

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