ピアニストのフジコ・ヘミングの言葉である。先日の新聞でこれを知った。
ご本人は本番で間違えるとかわいそうに見えるくらい落ち込んでいたそうである。それでも自分を奮い立たせるため、あるいは周りを奮い立たせるためにこんな言葉を発してくれたのかもしれない。子どものころに父が故郷のスウェーデンに帰ってしまったこと、聴力を失ったこと、ヨーロッパでピアノ教師として活動をつづけ、母の他界を機に帰国し、67歳でNHKのドキュメンタリーに取り上げられてからはじめて世に出たピアニストとして以前テレビて見たことがある。その不屈の精神にとても勇気づけられた。その方の言葉だからこそ、とても説得力があるのだと思う。
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