2024年10月4日金曜日

心を今ここに置く

 まだ日差しが熱い休日の昼下がり。ベランダの地べたに座って足の爪を切っていた。地べたからの温かさがクーラーで冷えた体をぬくめてくれるのを感じながら、ぼーっと足の爪を切っていた。すると自分の心が休まっていることに気付かされた。何をしているわけでもない、ただ足の爪を切っているだけなのに。

 これに似たことを数年前のブログに書いた記憶がある。心を今ここに置く。それができるとこれまで悩んでいたことの答えが見つかったり、うまく書けなかった文章のいいアイデアが浮かんだりする。頭をせわしなく動かすことをやめて心に余裕が生まれると、心が休まり、創造性も生まれるのだ。

 今これを書いているということは数年経っても、心を今ここに置くことがまだ自分のものになっていない証拠なんだと思う。人は自然にできるようになるとそのことは意識しなくなるからだ。自分の情けなさを感じながら、人はそんなのものなんだと自分を慰める。


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