2025年1月17日金曜日

人はそのときの心という器の残量で思考と行動が決まる

ある早朝のこと、僕は用事があって大通りに停車した車の中にいた。その通りは片方の車線だけでも3車線、両側通行なので6車線ある大きな通りであった。そこを食材が入った大きな箱を自転車の前と後ろに乗せた年配の男性が赤信号を無視して通ろうとしていた。朝早いので車の通りは多くないものの、けっこうなスピードで何台もの車が通って行く。それらをかいくぐるように6車線を越えようとしていた。いたたまれない気持ちになった。身体に鞭を打って仕事の食材を買いに行った帰りなのかもしれない。納期の時間が迫っているのかもしれない。社長に言われて嫌だけど無理して運んでいるのかもしれない。いろんな想像をしながら思ったことがある。人はそのときの心という器の残量で思考と行動が決まる。心の余裕が大切なんだ。かと言ってそんなことがいつもできるほど人生は悠長には待ってくれない。だからこそ自分の日常を振り返って、心に余裕を残すための方法を模索しよう。その男性の姿を見てそう思った。

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