2025年4月25日金曜日

人は問題を探し求めて生きているのかもしれない

ひとつの目標を達成するためにすべてをそこに費やしていると、それさえ達成できたら人生がバラ色で、楽になれると思いがちである。でも実際はそれが達成されてもまた別の悩みが生じたり、別の問題が見えてきたりして、想像していた日常とは違う日々がまた始まる。人は問題を探し求めて生きているのかもしれない。というか、何も問題がないよりも何か問題があるほうが生きていられるのかもしれない。もしも「何も問題ありません」みたいな日々が続いたら人はどうなっていくのか。ちょっと耐えられないような気がする。

2025年4月18日金曜日

「~でなければならない」という考えを持っていていい

「 ~でなければならないという」考えがあなたを苦しめているから、それをやめなさい。よく聞く言葉である。生きているとたしかにそうだと思うことが何度もある。でも一方で、子どものときから「~でなければならない」と教えられるし、人生には「~でなければならない」という考えがないと自分を支えられないことが起きる。僕は「~でなければならない」という考えを持ったまま生きていてもいいと思う。それがその人の生そのものを支えていることってたくさんあると思うから。そもそも「~でなければならない」という考えなんて大小の差はありながらもみんなが持ちながら生きているのではないだろうか。



2025年4月11日金曜日

苦労に勝ち負けはない

自分の苦労を語って人に説教する人を見かける。苦労というものは人と比べるものではないと思う。苦労がどんなものであれ、その人が苦労したと思えばそれは苦労だからだ。他人があれこれ評価するものではない。

2025年4月4日金曜日

障害受容は葛藤している方がいい

発達障害、知的障害の方、そのご家族から「障害を受容したほうがいいのはわかっているけど、それがなかなかできない」というお話をよくお聞きする。僕はそれでいいと思う。いや、それがいいと思う。障害を受容しすぎると「もうこれでいいんだ」「自分にはこれ以上できないんだ」と納得しすぎてそこからご自身の成長への取り組みをやめてしまうからだ。人は葛藤しているからこそ、そこから抜け出したくて道を模索し努力するのだ。何らかの葛藤なしに人が努力することはない。障害の有無にかかわらず人は成長できる。そのためには障害受容について葛藤を続けることはとても大切なことだと思う。