有名スポーツ選手の成功物語がテレビで放映されていた。昔からずっと変わらない。その人が成功を掴むまでにどれほどの努力をし、汗と涙を流したのか、というおなじみのストーリーだ。これに共感しない人はほとんどいない。
同じようなストーリーを見過ぎたせいかもしれない。すごい結果を残さない人にはストーリーはないのか、無名の人は認められないのか。そんなうがった考えが頭をよぎるようになった。もちろん、その番組を作っている人も立派な職業人だ。少しでもいい仕事をしたいから、著名人のストーリーを最大限大きく見せたくなる。作っているその人にもストーリーがあるはずだ。テレビに出ている本人も人間として成熟した人なら、自分よりすごい人がたくさんいることは十二分にわかっているだろう。わかっていないがらテレビの中でその役割を「演じている」のかもしれない。
ストーリーは有名な人だけにあるわけではない。いや、ストーリーのない人なんていない。いつも同じ結論に行きついてしまう。