「お父さんはどっちのチームを応援してるんですか?」
野球を見ていると小学3年の末っ子が僕に話しかけてきました。
「~のほうだよ」
「どうしてですか?」
「弱いチームが強いチームに勝つほうがお父さんは嬉しいから」
その後、末っ子も僕が応援しているチームを応援しだしました。その姿を見てドキッとしました。子どもは僕が言ったことをそのまま信じてしまうんだ。僕なりに一生懸命育児をしてきましたが、改めてその責任の重さを感じる瞬間でした。育児は透明の水に色のついた絵具を落とすようなものです。どんな色を落とすかは親次第。それは子どもが小さければ小さいほど影響力が大きく、その後は親以外の色も混ざってその子なりの色になっていく。
すると序盤の色を何にするかを決める親は育児をしながら「これで本当にいいのか」と逡巡することはしょっちゅうあります。僕もそうです。そのとき思うのは「間違っていてもいいから親としてベストだと思うことを伝える」。それでいいのではないかと思います。親だって何が正解が分からない人生を生きている途上ですから。
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