僕は以前、兵庫県の北部の豊岡市にある公立豊岡病院で1年間だけ勤務していたことがあります。つい先日のNHKの「小さな旅」で、余部鉄橋が出ていて、そのときのことを思い出して懐かしくなってとても楽しく見させていただきました。当時僕が働いていたNICU(新生児集中治療室)の看護師長さんが余部の出身の方だったことを思い出したからです。
「小さな旅」の中で、1912年に余部鉄橋ができて、当初は鉄橋に駅がなかったので余部の方々は山に登って鉄橋をつたって隣に駅まで2km歩いて通学、通勤をしていたそうです。それが1959年に地元の人たちが力を合わせて、それこそ小学生たちは材料の石を運ぶなどして駅を作ったそうです。地元の人たちが力を合わせて町を発展させることは珍しいことではないかもしれませんが、このエピソードは47年間も駅がなかったことを考えると、地元の人たちの世代を超えた積年の思いが多くの人の心を動かしたのだと思います。
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