2018年3月24日土曜日

自分ができていないことが一番のストレス

誰かに仕事を聞かれて、精神科医であるという話をすると、「人の話を聴くって大変でしょう、お医者さんの中で精神科が一番大変そう」という同情のお言葉をいただくことがあります。確かに精神科医の中には人の話を聴くのがしんどい、自分も鬱になるなんてことを言う人もいます。でも僕は人の話を聴くこと自体がしんどいとは思ったことはありません。その理由はうまく説明できませんが、何が一番しんどいかはわかっています。それは患者さんやご家族を前にして、自分がどうしていいのかわからない時、自分がいかにできていないかを感じる時です。つまりは自分の不甲斐なさほどストレスになるものはありません。それを少しでも減らすために勉強しているわけです。なんか愚痴みたいになってすみません(笑)

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