先日の逆転人生は世界初のアルツハイマー型認知症の薬を開発した杉本八郎さんでした。開発までの多くの苦難を乗り越えることができた理由を尋ねられると杉本さんは「それは根拠のない自信です。根拠のある自信はロジック(論理)に負けると倒れてしまいます。でも根拠のない自信はパッション(情熱)なのでロジックに負けることはありません。俺はやるぞというパッションが最後まで到達するエネルギーになります」とおっしゃっていました。僕は日々の臨床の中で治療としてどう見ればいいのか、どう動けばいいのかわからないときが今ももちろんあります。その時自分の実力のなさに正直落ち込み、一旦それに入ってしまうと自分の気持ちを立て直すのに時間がかかります。でも杉本さんの言葉にある「根拠のない自信が最後まで到達するエネルギーになる」は僕には非常に励まされる言葉です。自信にはいつも根拠がいるように思われますが、根拠はないほうがいい。情熱から生まれてくる自信は自分のエネルギーになると理解しています。ありがたい言葉です。
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