患者さんの中にはとても辛そうに見えるのに「全然大丈夫です」みたいに何も問題を語らずに帰られる方にお会いすることがある。僕として内心とても気になるし、本当に大丈夫なのかなと思うが、ご本人が大丈夫とおっしゃるのに無理やり問題を話させるわけにはいかない。そんなとき僕が思うのは、本当は問題があるけど言いたくないという場合もあるだろうが、診察とかそんな場で話すような内容ではない全く別の事情を抱えておられるのかもしれない。そんな風に想像している。とても当たり前の話で恐縮だが、人は何か悩みを抱えているからと言っていつも精神科で相談するわけがないからだ。僕ら精神科医がお手伝いできることはとても限られている。
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