先日のクローズアップ現代でカスタマーハラスメント(カスハラ)をやっていた。
いつの日からだろうか。日本では「お客様は神様」が加速していった。自分の思い通りにならないと気が収まるまで従業員や企業の対応者に怒鳴る顧客。「こっちは客だぞ」、「誠意がない」、「それをなんとかするのが仕事だろ」。顧客も容易ではない人生を生きており、個人的に辛いこともあるだろう。でもそれをぶつける対象が目の前にいたお店の従業員というのは違うと思う。もちろん企業側に明らかな過失がある場合は別である。そうでない場合でも企業に苦情を続けているのを見ると、今の日本は顧客優先主義に振り切れてしまったように思う。クローズアップ現在によると今はカスハラ被害にかかる弁護士費用を補償する商品を保険会社が販売したり、欧米では企業のルールが優先され、そのルールを守れない顧客には企業側から取引を終了するそうである。
顧客が人間であるように、従業員も企業の運営者も人間である。人はみな平等であるという当たり前の基本に立ち戻っていく必要があると思う。
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